米子観光ガイド

福市遺跡

悠久の時に想いを馳せ、弥生時代からこの地に息づく自然や文化を感じよう

史跡公園は、自然と触れ合う憩いの場♪

福市遺跡公園

日野川と法勝寺川の合流地点、なだらかな丘の上にある「福市遺跡」。

「福市遺跡」は、住宅団地と学校の用地造成の際、この地で調査を行った結果、「山陰で重要な価値を持つ遺跡である」と認められ、昭和43年には、弥生時代後期から古墳時代にかけての集落跡と墓碑群が、国の史跡として保存・活用されることが決まりました。

数百にも及ぶ大規模な集落跡、土壙墓(どこうぼ)など200以上の遺構の発見、土器片が約35,000点も出土。甑形土器、獣形ミニチュア土器、コマ形紡錘車、鶏形土器、子持勾玉、破鏡など、集落遺跡では珍しいものも数多く発見されています。

現在では、史跡公園として整備されています。
遺跡の一部を現状のまま保存し、復元住居も作られ、はるか昔、弥生時代にこの地に広がっていた風景を再現しています。

史跡公園は、市民の憩いの場にもなっています。春から初夏にかけては桜、ツツジ、菖蒲の花が華やかに咲き誇り、訪れる人の目を楽しませてくれます。明るい陽射しの下で、家族や友達、恋人とお弁当を広げたり、芝生の上にゴロンと寝そべったり……思い思いの過ごし方をどうぞ。悠久の時にしばし想いを馳せながら、弥生時代からこの地に息づく自然をのびのびと味わいたくなってきます。

史跡公園の隣には「米子市福市考古資料館」があります。出土した数々の遺物のほか、「目久美遺跡」から発見された卵形の「土笛」、鹿の角の分岐部を利用して作られた道具「鹿角斧(ろっかくふ)」も展示。また「陰田隠れが谷遺跡」から発見された、雄雌2体の「土馬」なども。周辺の遺跡から出土したさまざまな遺物も見ることができます。

かつて米子の地で、弥生人がどんな暮らしをしていたのか……ふと、そんなことに想いを馳せて、米子の長い歴史を感じてみませんか?

所在地 鳥取県米子市福市461-20
電話 0859-26-3784(米子市福市考古資料館)
資料館休館日 毎週火曜日、祝祭日の翌日、年末年始(12月29日から翌年1月3日)
営業時間 9:30~17:00(入館は16:30)
料金 無料
駐車場 あり
アクセス JR米子駅より車で15分
HP

米子市福市考古資料館
米子市埋蔵文化財センター

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