古代から残る街道、江戸時代の地割…… 日本の原風景を今に伝える貴重な文化遺産の街
日本の山里の原風景が、ここにあります。
どこか懐かしい風景が現在もそのまま息づいている、鳥取県八頭郡智頭町の「板井原集落」。
近年ではこの風景を一目見ようと訪れる観光客も増えており、鳥取県内でいま注目の観光スポットなっています。
板井原集落は奈良時代からの歴史を誇る街道「智頭往来」が通る智頭宿の山間部、標高約430メートルに位置する集落です。
この地区には江戸時代の地割が今なお残っており、近年、文化遺産として注目され、伝統的建造物保存地区にも指定されています。
かつては養蚕で栄え、多くの土蔵を備えた邸宅が数多く立ち並んでいました。
しかし、峠の下を抜けるトンネルが開通したことをきっかけに、1967年以降急速に過疎化が進んでいきました。
近年では「日本の山村集落の原風景がここに残っている」と再び注目を集めるようになり、現存する古民家など、古い建造物の保存・再生活動が進められています。
約100年前の古民家をリフォームして造られたカフェ、日曜日だけ営業する食事処などがあり、この「板井原集落」でしか味わえない自然の風景、懐かしい雰囲気を堪能することができます。
- 住所
〒689-1401
鳥取県智頭町市瀬板井原 - アクセス
智頭急行および西日本旅客鉄道因美線 智頭駅から車約10分(約5km) - 智頭町観光協会ホームページ