米子の歴史とともに歩み
市民に親しまれ続ける文化の殿堂
米子の中心街に位置する米子市公会堂は、昭和33年に市制30周年の記念事業として建てられました。
公会堂建設は戦前からの米子市民の強い願いで、「一世帯が毎日1円を貯めて公会堂を!」という市民運動まで巻きおこり、3千万円の寄付が集まったという逸話が残されています。
古さを感じさせないモダンなそのデザインにも、実は秘密があります。
設計を手がけたのは日本を代表する建築家の一人、村野藤吾氏。
あの広島平和記念聖堂や、そごう百貨店心斎橋本店などを手がけたことで有名です。
米子市公会堂は、ブラジルの明るいラテン風の教会と、美しい旋律を奏でるグランドピアノをイメージして造られました。繁華街の中心部にあるのにもかかわらず、森に囲まれたような不思議な佇まいが魅力です。
敷地に一歩足を踏み込むと外の景色が違って見えるような錯覚にとらわれます。
建設以来から米子市民に愛され続けている公会堂は、平成10年(1997年)には国の「公共建築百選」に選定され、名実ともに米子市民の誇りとなりました。
これからも、米子の文化の殿堂として街を見守り続けていくことでしょう。
所在地 | 鳥取県米子市角盤町2丁目61番地 |
電話 | 0859-22-3236 |
休み | 毎週火曜日 年末年始(12月30日~1月4日) |
営業時間 | 9:00~22:00 |
駐車場 | あり |
アクセス | JR米子駅より車で5分 |
HP | 米子市公会堂 |